「GI白山」は2005年12月22日に日本酒(清酒)として日本で最初に地理的表示(GI認証)を指定されました。
石川県白山市では、1300年以上も前から信仰の対象とされてきた霊峰・白山を水源とする手取川扇状地に位置しており、豊かな伏流水に恵まれています。この地域の水はカルシウムを多く含み、カリウムが少ないという特性を持っています。そのため、酒造りの過程において発酵は穏やかに進みますが、一方で米の溶解が促進され、米の旨味がしっかりと引き出されることにより、豊かでコクのある、白山特有の酒質が形成されてきました。
白山の清酒は、総じて米の旨味を活かした豊かなコクを有しています。
中でも、純米吟醸酒・吟醸酒は、穏やかな果実のような香りとほどよい酸味を兼ね備えており、豊かな味わいとコクが調和することで、飲み手に品格を感じさせる酒質となっています。