「GI三重」は2020年6月19日にに国税庁長官の指定を受けました。
県全体として日本酒の地理的表示「GI」指定としては、「GI山形」に次いで2例目です。
冬季に鈴鹿山脈に降り積もった雪や、日本屈指の多雨地帯である紀伊山地に降り蓄えられた雨水が、醸造に適した優良な水となって三重県全体に豊富に供給されます。
このような気候や豊かな水資源により、三重の暖かみがあり芳醇な酒質が形成されています。
総じて暖かみがあり、芳醇な酒質で、口に含んだ瞬間から旨味を感じさせる滑らかな舌触りにより芳醇さを感じさせる反面、甘味や辛味はいずれも穏やかで、同時に、爽やかな酸味が鼻に抜けていきます。魚介類等の脂分が少なくたんぱくな味わいの食材と合わせることで、食材の旨味が酒の旨味と相性が良く、特に貝類や甲殻類などと共に食中酒として楽しむことができます。