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日本人
、特にサラリーマン社会の飲み方で、欠点として挙げられるのは、集団で短時間に集中的に飲んでしまう点です。個人の飲み方やペースは二の次になってしまいがちなので、逆に、集団で飲むことをうまく利用してみてください。例えば最近では、酒の席に五人くらい中高年が集まると、たいてい二人くらいは糖尿病や痛風、脂が高いなど、代謝の病気を持っているものです。そういう時はお互いに「これはだめだ」「こうしたほうが良い」と情報交換できます。例えば、痛風の発作を経験した人は、前日にビールを飲みすぎた等のエピソードを持っていたりします。そんな話題を肴に、お互い飲み方の質を高めることができると思います。
また 、同じ量でも一度に飲むよりは、毎日少しずつ飲むほうが健康的です。一日一合ずつで週七合飲むよりも、一週間に一度、一気に七合飲むほうが悪影響です。休肝日を設定する人も多いですが、これも考え方次第。肝臓を休ませるためにも、休肝日自体はあって良いのですが、その分他の日にたくさん飲んでしまっては、かえって逆効果です。へべれけになるまで飲む習慣も良くありません。次第にお酒が効かない体になり、それに伴い量が増え、最後には体が受け付けなくなって飲めなくなります。特に肝臓障害を起こすと、お酒を見たくもなくなります。あれだけ好きだったのに飲めない、これを辛いと思う人が多いのです。それよりは、ちびちび死ぬまで楽しめるように、長い目で見ることが大切だと思います。
お酒に精神的効果があることはすでに述べました 。現在の社会では、どこにでもストレスはあります。うまく発散できないと、どうしても精神的なうつ状態になり、病気を誘発してしまいます。ですから、日常生活の中で、何らかの楽しみを持つことは大切なことです。それが維持されている人というのは、病気にもなりにくいし、なった時も前向きな闘病生活を過ごせます。お酒もそういう意味で、楽しみとして持っていることは大きいことだと思います。
暖かい気候で育った本格焼酎や泡盛を 、自然の中でのんびりと楽しむ・・・。沖縄や、南の地域の人が長生きするのは、そういった上手なお酒の飲み方や、ストレス発散の仕方によるところが大きいのかもしれません。
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