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本格焼酎と泡盛
 
カラダに元気!
今回から、帝京大学医学部教授 山内 俊一先生に、
「かしこく楽しむ本格焼酎&泡盛」 というテーマでお話を伺います。
どんなお話を聞かせていただけるのでしょうか?


帝京大学医学部教授 山内 俊一先生
東京大学医学部卒業。同大学第三内科等を経て、88年、帝京大学医学部第二内科助教授に就任。99年より同大学医学部内科教授。東京大学で内科非常勤講師を兼任。日本糖尿病学会学術評議員、日本成人病学会等の評議員。糖尿病、高尿酸血症を専門とし、サラリーマンの健康管理に詳しい。
 
 
〜第19回〜 カロリーの少ないお酒を
  本格焼酎や泡盛は 、酔い心地がよく翌日残らない、という愛飲者が増えています。タバコと違う点は、悪い面があっても必ず良い面もあるということでしょう。一番大きな効用は、精神的な面だと思います。リラックスや、気分高揚の効果のあるお酒は、ストレス発散やコミュニケーションに使われ、私たちの日常生活に深く溶け込んでいます。感覚としては、食事するのと同じくらい浸透しているといえます。そう考えると、お酒が良いか悪いかということよりも、どのように付き合うかということが問題になってきます。

特に 、体に異常があるときは、お酒との付き合い方をしっかり考慮して飲む必要があります。私の専門は代謝系の病気ですが、糖尿病や痛風などといった、中高年のサラリーマンの方に多い病気の観点から、お酒の上手な飲み方、また、病気を予防する飲み方について、お話ししたいと思います。
要は付き合い方次第ってこと、人付き合いと同じね!

まず 、注意すべき点は摂取カロリーです。病気になったら禁酒、と思う方もおりますが、これが逆効果になることもあります。日常生活の一部に取り込まれていることを、無理に禁止しても長続きしません。患者さんの生活の質を維持する意味でも、朗らかに楽しく過ごすために、多少のお酒なら許可している医者が多いと思います。

最近は 、適度な飲酒は糖尿病発症に予防的に働く、といった論文も、一流の学会誌に出るようになりました。ただし、ここでいう適度というのは、患者さん自身が決める「適度」ではありません。大体日本酒なら一合、ビールなら中ビン一本くらい。本格焼酎や泡盛は、度数と量がはかりづらいところですが、大体お湯か水割りで一杯程度です。気をつける点は、安いお酒は、砂糖が添加されているものが多いということです。カロリー過多を防ぐため、砂糖が添加されていないもの、甘口でないものを選ぶようにしてください。その点、無添加で自然の原料を使っている本格焼酎や泡盛は、カロリーも少なく安心して飲めます。
 
 
無理に我慢するよりカロリーに気をつけて付き合えばいいってわけね!!
低カロリーで、自然なお酒「本格焼酎と泡盛」でストレス解消してきま〜す!!
それでは先生、どうもありがとうございました。
 
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