「本格焼酎バー」は30代〜40代男性で大賑わい
先週に引き続き鹿児島の夜の本格焼酎事情をお知らせします。夜も更ける頃に東京でもちらほら見かけるようになった本格焼酎バー「櫂」を訪れました。
店の作りは洋酒のカウンターバーのようなイメージでお酒がすべて本格焼酎だと思っていただけばよいでしょう。30〜40代の男性で賑わっており取り扱っているお酒はほぼすべて本格焼酎。いも・黒糖を中心に熟成酒などで多種多様。100アイテムくらいはあったのではないかと思う。壁面一杯にカラフルな焼酎のボトルが並んでいて壮観でした。なかには見たこともない限定品や稀少な銘柄もあり、そういうお酒でも一杯ずつ飲める焼酎党にはご機嫌なお店でした。
鹿児島の飲食店でウィスキーのように焼酎を飲ませる店が増えたのは案外最近のことで、居合わせた男性(30代)の話では、4〜5年前まではこういうお店ではバーボンやウィスキーを飲むことがほとんどだったようです。
東京や大阪から情報が環流して、地元でも評価が高まりこういう業態が生まれているのかもしれません。また一部の居酒屋ではいも焼酎仕様のレモンチューハイを出す店もあるとのこと。これはカクテルとしても面白そうだったのですが、試すのは次回に持ち越しとなりました。
酒文化研究所 狩野卓也(日刊ゲンダイ 3/11掲載)
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