本格焼酎の原材料はラベルに詳しく表示!!
毎日みなさんが飲むお酒ですが、何を原料にして作られているかをご存じない方も多いようです。「飲んで旨ければそれでいい」確かにその通りなのですが、食品全体の安全性や環境問題、海外との取引などを考えると、こういう情報を公開していくことが求められています。
本格焼酎の原材料は、広く知られている麦・いも・米・そばの他にとうもろこし、黒糖(奄美諸島のみ)、酒粕、胡麻、デーツ(なつめやし)など様々な植物が使われています。詳しく知りたい方はラベルのどこかに原材料という表示があるので、そこを見るとよいでしょう。使用量の多いものから順番に書かれているので、参考になります。なかには、大根やトマトなど普通に考えるとお酒にはなりにくい原材料もありますが、乾燥させて糖分を増やすなど工夫をこらして作られています。
一昔前の焼酎ブームの頃は原材料表示のルールが緩やかだったのですが、本格焼酎&泡盛に関しては業界の厳格なルールが設定されたので今では明確です。しかし、このルールが摘要されているのは、本格焼酎&泡盛だけですので、甲類焼酎や甲乙混和焼酎(ブレンド焼酎)の場合は必ずしも当てはまるとはいえないようです。
酒文化研究所代表取締役 狩野卓也(日刊ゲンダイ5/2掲載)
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