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| 2003/3/20 発行 no.60 |
スマートに飲む日本酒
謝恩会や送別会など年末年始についで宴席の多い時期です。お花見やバーベキューなど公共の場でお酒を飲む機会もこれから増えてきます。最近の調査では、お酒について必要な情報のトップに「公共の場での飲酒マナー」を挙げる人がもっとも多く(酒類総合研究所の調べ)、このへんについては十分に気を配りたいところです。
タバコではもうずいぶん前からマナーの向上が言われてきました。分煙が進められ、千代田区など一部の地域では路上での喫煙を禁止するところも出ています。お酒は、タバコのように吸わない人にも煙を吸わせてしまうようなことはありませんが、調子に乗って大騒ぎしたり、飲み過ぎて汚したりと、周りに迷惑をかけることがないわけではありません。
宴席でのマナーをひとつあげるならば、席次をきちんと意識することを強調したいと思います。上下(かみしも)をわきまえるということです。礼を尽くして上座に座るべき方を席へスマートに誘導します。どちらが上座になるか判断しにくい時には、会場の方に確認します。
公共の場、たとえば電車の中や公園では、周りの雰囲気をよく見定めることが第一です。花見の酒宴が盛大に開かれている公園であれば、少々にぎやかにしても構わないでしょう。けれども新幹線の車内のように静かにしたい人も同席せざるを得ない場ではいけません。また、車内は密室ですからあまり香りの強い酒肴は避けるべきです。
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日本酒はスマートに飲みましょう。
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Illustration/福田トシオ
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