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| 2002/10/10 発行 no.37 |
日本酒パーティに行こう
秋は一年で日本酒パーティがもっとも開かれる時期です。酒蔵が単独で開催したり、各県の酒蔵が共同で開いたり、あるいは日本酒専門店や愛好家グループが主催したりとさまざまです。私ども酒文化研究所でも毎年11月に東京と大阪で「旬のお酒と狂言を楽しむ会」というささやかな会を開催しています。
こうした日本酒パーティには気軽にどんどん参加してみてください。いろいろな種類の日本酒を一時に味わうと、自分の好みの日本酒がよくわかります。これが日本酒パーティの一番の魅力です。
初めて参加される方からよく「どう振る舞えばいいのかわからない」とか「詳しい方ばかりなんでしょう」というご質問を頂戴します。堅苦しく考えることはないのですが、こんな時「普通のパーティのマナーを守ればいいんですよ」と答えます。たとえば、料理やお酒をやたらに抱え込まないこと、自分たちのグループだけで盛り上がり過ぎないこと、飲み過ぎて乱れないこと、会や酒の悪口ばかりを言わないことなどです。パーティは主催者がつくるものではなく参加者がつくるものです。パーティを成功させるために、これは欠かせない気持ちですね。
さあ、日本酒パーティに出かけましょう。酒蔵に足を運びましょう。どこもみな歓迎してくれるはずです。事前に連絡し先方の意向を確認して、失礼のないように手続きすれば皆さんを歓迎してくれるはずです。
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Illustration/福田トシオ
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