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八丈島一日目の夜、蔵元の皆さんと島酒の試飲会(飲み会)にご一緒させていただきました。八丈名産の飛び魚の刺身、明日葉(あしたば)に舌鼓を打っている時、「これを食べないと始まらん」と蔵元さんの一声。焼いたばかりの熱い飛び魚とムロアジのくさやを手でちぎり始めました。(くさやは手でちぎるのが一番!とのこと)まず一口、も〜んときます。決して得意な味ではありません。しかし、甘さの少ない落ち着いた味の島酒と一緒だからこそ、くさやと絶妙に合い、思いもよらずくさやに何度も手が伸びました。島酒とくさやの相性は完璧!
蔵元さんに八丈島で島焼酎を造ることの苦労について伺いました。「天気に左右される事ですね。台風がきたらどうしようもない。船で原料の麦、酒瓶、飾り箱も移入していますので、運搬料がかかる上に、届かないのではもう製造自体が出来ない。4、5日船が出ないことだってありますね。鳥も通わぬ島と言われる由縁です。それと原料芋の不足。地元の芋で造る芋焼酎は絶対量が少ないのをカバーして何種類もの芋を混ぜて製造します。昔芋畑だった場所は、ほとんどが経済効果の高い観葉植物畑になっていますので、あちこちの農家からあるだけの芋を少しずつ購入する蔵、芋を育てる蔵、また、千葉や茨城産の干し芋を使用する蔵もあります。 |
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