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「百薬の長」
ともいわれるお酒の効果は様々ですが、もっとも大きな効用の一つは、ストレスの解消だと思います。現代の日本はストレス社会と言われています。特に日本人はストレスを抱えたまま発散できずに、内に秘めてしまいがち。これが重なると体にも大変な悪影響を及ぼしてしまいます。ため込まないうちに発散することが大切なのです。
適量の本格焼酎や泡盛は
、緊張をほぐし、リラックス効果があるため、心身の健康を保つのに役立ちます。ほろ酔い気分になり、本音で話し合って、誤解がとけ、気分が晴れることもあります。これはストレス社会においてとても大切なこと。ほろ酔い程度なら、毎日飲んでもいいくらいです。ただ、飲みすぎると二日酔いの原因にもなりますので節制が必要。そもそもアルコール自体はいい働きをするのです。摂取量の問題ですよね。適量を守ることを大前提とするなら、心にも体にも良いと思います。
私は
、内科医ですが、同時に十五年程前からシャンソン歌手として、ライヴやコンサート活動をしています。歌い始めた頃は、ミュージシャン仲間とバカな飲み方をしていましたが、生活習慣病の予防に深く関わっている間に、患者さんに対する忠告を自分でも実践するようにしてきました。最近飲むのは、ステージの後や家族と食事する後くらい。気分が高揚して、ストレスが解消され、明日への活力につながります。また血管の動脈硬化を防ぐ効果がある点で、適量の本格焼酎や泡盛は、病気の予防にも役立つと思います。
適量というのも個人差がありますが
、だいたいビールだと大ビン一本、日本酒なら約一合、本格焼酎のお湯割りで二〜三杯くらいです。特に本格焼酎や泡盛は、お湯や水で濃さを調節できるので、自分のペースで、またその時の体調に合わせて調節できます。南国のヘルシーな郷土料理と合わせて、楽しく飲めるお酒としておすすめします。
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