|
|
|
|
|
|
前回
、血液が人間の体に大きな影響を及ぼすことについてお話しましたが、この血液をきれいに保ち、流れを良くするにはどうすればよいのでしょうか。
東洋医学の考えでは
、血液を作っているのは食べ物であり、これが悪いと、血液に悪影響を及ぼし、病気になると言われています。戦後、日本人の食生活は大きく変わりました。欧米の食文化が流入し、飽食の時代になると共に、以前にはなかった様々な病気が増加してきました。これは、本来食べるべきものを食べず、食べなくても良いものを食べている結果です。人間に最も近いといわれるゴリラを見てください。ゴリラの食事は、芋や竹の皮、バナナなどです。それでも体重は200kgもあり、握力は500kgもあります。
動物の食べ物は歯の形で決まっています。
平らな歯は草食用の歯とされています。人間の歯の62.5%は臼歯と呼ばれる穀物を噛み砕くための歯。野菜や果物、海藻を食べる門歯は25%。肉や魚を食べる犬歯はわずか12.5%です。食事もこの割合で摂るのがベストですが、実際は歯の形に合った食生活をしていないのが現状です。
最近の若い人は 、体温が下がっていると言われます。これは血液の循環が悪いということであり、現代の食生活が大きな原因となっています。このように、摂取する食べ物や飲み物は、健康に及ぼす影響がとても大きいことを覚えておかなければいけません。
では
、本格焼酎や泡盛が、なぜ体に良いと考えられているのでしょうか。アルコールが体を温め、血液の循環を良くすることは説明しました。さらに、現代の人間の体に必要な穀物を原料としている点が挙げられます。米や芋などには、固い体を温め、ほぐす作用があります。肝臓や腎臓、解毒臓器の働きも良くなり、代謝も活発になります。
長寿で有名な泉重千代さんは
、亡くなるまで毎日本格焼酎を飲んでいました。あの中には、ビタミン、ミネラルも含まれています。飲む量も一日二杯にとどめ、よく働かれたそうですが、それで血行が促進されたのでしょう。体に良いといっても、適量を守るのは大前提です。 |
|
|
|
|
|