本格焼酎を飲む人はジャズと演歌を好む!?
酒飲みには、酒ならなんでも来いという人から、特定の種類のお酒しか飲まないという人までさまざまなタイプがいます。どうして、あるお酒が好きになり、他のお酒が嫌いになったりするのか、その理由は私にとっては長年の謎でした。
その答えをみつけるヒントにするために、昨年末に弊社でお酒と趣味に関するアンケート調査を実施しました。するとけっこう面白い結果が出てきたのでここでご紹介いたします。
本格焼酎を好きな人の好む音楽の傾向を全体と比較すると差がはっきりと出たのです。ジャズ・演歌を好む人の比率が高く、逆にクラシック・ロック・洋楽ポップスを好む人は少なくなっています。
ジャズと演歌の共通点はリズム感覚よりも心の情緒に訴える音楽ということでは共通している気がしませんか。またどちらも時代を超えて長年好まれる名曲が多いという特徴も一緒です。本格焼酎はここ数年ブーム的に製造量が増加して、新しく飲む人も増えていますが、案外流行に左右されにくく、情緒豊かな人に好んで飲まれているのではないかと想像しています。
こういう結果を積み重ねていって、将来は血液型のように好きなお酒による性格判断とかを確立できたら楽しいなあと思っています。
酒文化研究所 狩野卓也(日刊ゲンダイ 2/25掲載)
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