適量なら酔い覚めさわやかで、低カロリー
12月も中旬になってきたので、連日の忘年会で飲みすぎて体調の悪い人や年末の残業続きで疲れ気味の人などさまざまなことでしょう。飲みすぎの人は別にして、忙しくて緊張続きの人ほど、寝る前に一杯飲って明日への活力を生み出したいものです。
そんなときに一番良いお酒が本格焼酎です。みなさんも体験的に感じられていることと思いますが、本格焼酎はビールなどの醸造酒に比べると体内でのアルコール分解が早く、酔い覚めさわやかです。さらに糖分がほとんど含まれていませんから、ほかのお酒よりも低カロリーです。焼酎のカロリーはそのほとんどがアルコール由来のカロリーで、これは普通の食品から摂る栄養よりも分解が早く、すぐに熱源となって発散されます。
これだけでも十分に忙しく働く人の味方なのですが、医学者の研究成果によると本格焼酎には体内の血栓を溶かす作用があるウロキナーゼを活性化させる微量成分が多く含まれています。さらに何といっても価格がリーズナブル。飲み方もお湯割や水割りが中心だからお金がかかりません。これだけの利点をもった本格焼酎は、まさに賢い飲み手の味方と言えるでしょう。ただし、いくら二日酔いになりにくいと言っても、適量を超えてはいけません。年末こそ適量飲酒を心がけたいものです。
文化研究所 狩野卓也(日刊ゲンダイ 12/18掲載)
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