名な、“スサノオノミコト伝説”。この時造った酒は、「八塩折之酒」と呼ばれ、ヤマタノオロチが8つの首をそれぞれ8つの壺に突っ込み、その酒を飲み酔い潰れたところを、スサノオノミコトが十握の剣で斬り殺す。この「八塩折り之酒」は日本書紀に「汝衆菓を以て酒八甕を醸すべし」とあり、“衆菓”から果実酒とする説と、醸すを“噛みす”からの変化と見て、穀類を噛み砕いた製法、つまり日本酒に近いものだとする説に分かれているようです。 日本酒独特の製法が奈良朝時代になって「播磨風土記」に登場 日本酒の伝説、日本酒の始まりなど民族の酒としての歴史を紹介 1000年以上も前に現代の製法が確立し、地方ごとの特色が生まれる 世界に誇る高度で独特な製法「並行複発酵」と「火入れ」の大発見 四季を通じて日本酒を楽しむ古くからの習慣 日本酒にまつわる出来事を年表で紹介