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日本酒スタイリスト 手島 麻記子
Osakeでイタリアン vol.16

日本酒と味わうイタリア料理 Vol.16 夏野菜のタプナード添え

コーディネート写真

野菜のおいしい季節です。畑でもいできたばかりの瑞々しい野菜たちは、もうそれだけで食卓のごちそうです。

今回は、食欲をかきたてる、タプナードソースをつけた夏野菜と、よーく冷やした大吟醸酒をどうぞ。

大吟醸と夏野菜のタプナード添え


先月、お台場の東京ベーコート倶楽部内、イタリアレストランOZIOで、日本酒とイタリア料理を楽しむ会を開催しました。そのとき、参加者の多くの方がびっくりしたのがこの日本酒と、ストゥッツィキーノでした。

この大吟醸は、超低温発酵によって生まれたアルコール度数10度という、低アルコールの大吟醸です。

果物のラフランスのような、ほのかな甘さをもった繊細な香りと、フレッシュな味わいが、瑞々しい野菜の旨みを見事に引き出します。 私は、なまの小ナスを、サラダ仕立てで食べるというのは初めてでしたが、アンチョビの塩味が効いた、タプナードソースが、小ナスの甘味を引き立て、きりっと冷えた大吟醸が、全体の味わいをさわやかにまとめてくれるという、素晴らしい相性に、お酒を思わずおかわりしてしまいました。

夏ばて防止にもぴったりの組み合わせです。タプナードソースは、他にも、鶏肉や白身魚のグリルにかけてもおいしく、お酒がすすみますよ!

*タプナードソースとは、アンチョビ、ブラックオリーブ、ケッパーなどをベースにした、南仏や地中海沿岸地方で作られるソースです。

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