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日本酒スタイリスト 手島 麻記子
Osakeでイタリアン vol.04

日本酒と味わうイタリア料理 Vol.04 お正月の新定番メニュー ―グリッシーニの生ハム巻き&香り高い大吟醸―

料理写真

お正月の新定番メニュー

何かと急な来客の多いこの時期、グリッシーニ、生ハム、大吟醸、この3点をストックしておけば、慌てずに、まずは一杯どうぞとお出しできる、おもてなしの新定番メニューです。

グリッシーニの生ハム巻き&香り高い大吟醸

ご存知グリッシーニは、レストランなどで料理が運ばれてくるのを待っている間に、ポリポリと食べるプリッツのようなあの長い棒。日本で売られているものの箱に、<グリッシーニは、イタリアの伝統的な乾パンです>と書いてあるのを読んで、なるほど乾パンねー、と思いつつも、日本語の乾パン=非常食というイメージとはかなり違うので、おもしろい説明だなと感じました。

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ともあれグリッシーニは、軽い塩味がきいているので、それだけでもついもう一本と手がのびてしまうシンプルなおいしさなのですが、これに生ハムを巻いてメロンでも添えたら、軽い前菜の一品になります。スプマンテ(イタリアの発泡酒)や辛口の白ワインと頂くのが定番ですが、香り高い繊細な大吟醸酒ともぴったりの相性です。

生ハムは、塩加減とハムの香りのよい、新鮮でちょっと高級なものを選んで下さい。本当においしい生ハムの香りは、動物臭さというのがまったく感じられず、大吟醸の香り同様、鼻の奥で、ふっくらと心地よく広がります。複雑で繊細な味わいの大吟醸が、本当によく進みます。

最近のおせち料理は、和洋中様々なティストがあるので、こんな変化球の一品を加え、 お正月料理を楽しんでみてください。

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