10月1日は日本酒の日。いよいよ今年の日本酒シーズンが開幕します。 今年の米が収穫されて、酒づくりが始まるのはこの季節からです。また、十二支で10番目は「酉（とり）」。この文字には酒壷の意味もあり、さらに酒という文字は「酉」に由来します。それで、10月1日は日本酒づくりの元旦とされるようになりました。街角で赤い羽根の募金が始まったら、「ああ、今年も日本酒シーズンがやってきた」と思ってください。

この時期には各地でさまざまな催しがおこなわれます。たくさんの日本酒を飲み比べるきき酒や、コンサートや落語、トークショーなどとともに日本酒を楽しむイベントなど、日本酒好きには堪えられないものです。このホームページのイベント情報コーナーなどで調べて、ぜひ、足を運んでみてください。

きき酒会の楽しみは、なんと言っても一度にたくさんのお酒を味わえることです。自宅や飲食店ではとうてい味見できないほどのお酒、数十、時には100を超えるお酒にトライできる会もあります。飲み比べをすることは日本酒の味をよく知る早道です。薀蓄を仕入れたり、酒づくりの技術や料理との合わせ方を知ったりすることも楽しいものですが、それを自分の体で実感するのはいろいろなお酒を飲んでみることに尽きます。どんどん参加しましょう。

お酒は上手に経験を積むほど楽しみ方が広がります。構えずに、自分がおいしいと思うお酒、楽しいと感じるお酒を探してみてください。