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| 2003/3/6 発行 no.58 |
ちらし寿司を日本酒で
どうして雛祭りにちらし寿司を食べるようになったのでしょう。我が家でも、今年も早くから雛人形を飾り、ちらし寿司が食卓にのぼりました。
由来を調べてみようとインターネットで検索して驚いたこと。「ちらし寿司」を検索したところ、およそ16000ものサイトが引っかかってきたのです。ちなみに同じ検索サイトで「にぎり寿司」はたった11件、「パスタ」が117件、「手巻き寿司」でも10023件。ちらし寿司への関心がいかに高いかがわかるというものです。サイトには、販売サイトと並んでレシピを紹介するものが目立ちます。いろいろな具を自由に入れられること、和風・洋風・中華風・エスニック風と味付けのバリエーションも豊富なこと、豪華な盛り付けができることなど、TPOにあわせて自由自在に工夫できるのが人気の理由なのでしょう。料理上手な友人は、「ちらし寿司は下準備がたいへんだから、作るとなったら力が入るメニュー」と言い、どうやら作り甲斐のあるメニューでもあるようです。
日本酒は旨みをベースとしたお酒ですから、しっかり出汁をとった料理や味噌・醤油・酢など発酵調味料で味付けした料理とは幅広く合います。当然、ちらし寿司にはピタピタ合ってきます。ちょうど芹やわらびなどの山菜や、菜の花やからし菜などの葉物野菜が豊富な時です。さらにお好きならばコハダなど旬の魚も加えて、日本酒でおいしく、楽しくいただいてはいかがでしょう。
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さらに肝臓に優しいハマグリやシジミのお吸い物があれば完璧ですね。
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Illustration/福田トシオ
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