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| 2002/12/19 発行 no.47 |
相性ぴったりのお酒と料理探し
先日、エンディングを迎えたテレビドラマ「ホーム&アウェイ」(フジテレビ系月曜9時)。中山美穂さんが演じる主人公かえでが魅力的で、ずっと見てしまいました。実は私が連続ドラマをきちんと見たのは15年ぶりくらいのことです。今年はハッピーマンデーが導入されて月曜に休日が多かったことも手伝って、この時間のドラマを見ることができました。
かえでは料理上手でお酒にもうるさい女性です。彼女がさまざまなトラブルから全国を放浪し、各地で料理とお酒選びに腕をふるいます。「この料理ならこっちの日本酒が合いますよ」とテキパキとすすめる姿が印象的でした。
料理と日本酒の相性が注目されるようになったのはこの10年くらいのことです。以前は日本酒の味のタイプも甘辛くらいしか語られていませんでした。全国には2000もの酒蔵があり、各社がいろいろなお酒を造っています。甘辛だけでなく、しっかりしたものや軽いもの、膨らみのあるものやシャープなもの、鼻で感じる香りの高いものや口に含むと香りが広がるものなど、実に多くの味わいがあります。
一方で、日本酒の味の基本がアミノ酸の旨みであるため、合う料理の幅がとても広いという特徴があります。この10年間たくさんの専門家が、そのなかでも料理と酒の味が引き立てあうベストの組み合わせを探し、理論づけを試みてきたのです。
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おいしいものをいただく機会の多い年末年始、あなたも毎日の食事にぴったりの日本酒を探してみてはいかがでしょうか。
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Illustration/福田トシオ
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