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| 2002/9/12 発行 no.33 |
おいしさ本番 秋刀魚で晩酌
いよいよ秋刀魚の季節がやってきました。夏の間オホーツク海にいた秋刀魚は、産卵のため、日本の太平洋岸に沿ってどんどん南下してきます。秋の秋刀魚に脂がたっぷりのっているのは、この間、プランクトンを食べつづけるからです。
秋刀魚は良質なたんぱく質とビタミンBが豊富なだけでなく、不飽和脂肪酸のEPAやDHAをたっぷり含んでいます。EPAは血液をサラサラにして癌の発生を抑え、DHAは老化を防止し脳の働きを高めます。日本酒にも癌抑制や老化防止の効果が認められていますから、秋刀魚を肴に日本酒をいただけば効果倍増です。
無粋な話はこれくらいにして、おいしい秋刀魚の見分け方と食べ方をご紹介しましょう。
まず、見分け方。新鮮な秋刀魚は目が透き通っていてエラがきれいな紅色をしています。口先が黄色いもの、背がこんもりと盛り上がっているものは脂がのっています。
脂がのったこの時期は、新鮮なものをまるごと塩焼きで食べるのがなんといっても一番でしょう。皮をぱりっと仕上げるには、焼くときに何度もひっくり返さないこと。表を焼く時間よりも裏を焼く時間を少し長めにするのが理想です。大根おろしを添えて、好みでレモンをふっていただきましょう。
日本酒は秋刀魚の旨みと愛称は抜群です。秋刀魚の脂を流して口をすっきりさせるために、お酒を少し冷やすかロックにすると一層おいしいと思います。
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秋刀魚と日本酒で夏の疲れを吹き飛ばしましょう。
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Illustration/福田トシオ
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