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花こよみ

 2002/8/22 発行 no.30 
酒風呂でくつろごう

ストレス解消には気の合う仲間と楽しくお酒を飲むのが一番です。こうしなければいけないとか、ああすればよかったなどと仕事や人付き合いで、緊張した身体を解きほぐしてくれます。特に日本酒を飲むと雰囲気がいっそう和みます。味わいがマイルドなせいか、ただ騒ぐだけでなくて、ほっこりするような酔いを感じます。

お酒は飲む風呂と言われます。アルコールが身体を中から暖め、血行をよくして、くつろげるからです。冷房で冷えた身体をゆっくりと整えてくれます。

日本酒をお風呂に入れる「酒風呂」を試してみてください。37度くらいのぬるめの湯にコップ2〜3杯分の日本酒を加えます。よく「日本酒を入れたらベトつきませんか?」と聞かれますが、そんなことはまったくありません。さらに、酒風呂は保湿効果にすぐれ、肌が乾燥しにくくなります。日本の夏は湿気が多いですが、冷房のきいた室内の空気はそうとうに乾燥しています。日焼けした肌も水分を失ってかさかさになっています。夏こそ酒風呂がもっとも効果的なシーズンです。

また、日本酒には美肌効果があります。日本酒の原料に含まれるコウジ酸には、シミやほくろの原因となるメラニン色素の生成を抑える働きが確認されています。日焼けでシミや肌荒れが気になるときには、意識的に日本酒を飲んだり、日本酒のローションを使ったりすることをお奨めします。

ゆっくりと酒風呂に浸かったあとで、おいしく日本酒をいただく。身体の外と中からお風呂に入って、楽しい夏を過ごしましょう。


イラスト
Illustration/福田トシオ

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