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| 2002/6/13 発行 no.20 |
2種類の日本酒を父に贈る
このところ新聞や雑誌で日本酒の特集がたびたび組まれています。男性誌ばかりでなく女性誌やグルメ雑誌、旅行雑誌でもよく見かけます。老若男女を問わず、日本酒への関心が高まっていることのあらわれでしょう。
ですが、日本酒をきちんと話せる方はまだあまり多くないようです。雑誌やテレビで知った銘柄だけ覚えて、やみくもにそのお酒だけを探し回るのはあまり感心しません。とっかかりはそれでいいのですが、そこで止まらずさらに奥へと踏み込んでください。
日本酒に限らずお酒を上手に楽しむ基本は、自分の好みの味わいを知ることです。ひとつのお酒を愛飲することは素晴らしい飲み方です。けれども、さまざまなタイプのお酒にチャレンジしてレパートリーを広げると楽しみがいっそう広がります。
そこで提案したいのは、今度の父の日に2種類のお酒をプレゼントすることです。香りが高い華やかなタイプ、味の幅が広いふくよかなタイプ、舌触りがなめらかで落ち着いたタイプなど、数種類を選んでみてください。日本酒の充実したお店に行けば、きちんと商品説明したカードが商品毎に添えてあるはずです。選びきれなければお店の方に気軽に相談してみるといいでしょう。
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お父さんはきっと喜ぶはずです。飲み比べて「ほ〜お、ずいぶんと違うもんだな」と新しい発見をされるかもしれません。もし、お近くにお住まいなら一緒にお酒を酌み交わしましょう。とても楽しいお酒になるに違いありません。
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Illustration/福田トシオ
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