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焼酎は13〜14世紀頃には、すでに中国大陸や南海諸国で製造されていたようです。わが国への焼酎の伝来については、次の三つの経路が有力であるとされています。 |
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琉球経路 |
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14世紀頃の琉球(現在の沖縄県)はわが国をはじめ、明国(中国)、朝鮮、南海諸国などとの海上貿易の拠点となっており、種々の東洋の蒸留酒(焼酎)がわが国にもたらされたと考えられます。 |
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南海諸国経路 |
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14〜15世紀頃、倭寇(わこう)と称するわが国の武装商船団(海賊)が朝鮮半島や中国大陸沿岸、さらには南洋にいたる広範囲な海上に進出しており、海上取引品の一つとして焼酎を含む外来酒(総称して南蛮酒という)をわが国に運んだと考えられます。 |
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朝鮮半島経路 |
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15世紀にはわが国は前記の琉球、南海諸国のほか朝鮮、さらには遠く西洋諸国とも活発に交易が行われていました。交易品の中には当然それぞれの国の酒類も含まれており、特に朝鮮産の焼酎(高麗酒(こうらいしゅ))も壱岐、対馬を経てわが国に入ってきたと考えられます。 |
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