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酒飲みってどこか意地汚い所がありますから、
『これだけのお金を払って満足ができた』というだけの量は欲しいですね。
−お酒の中でも特に本格焼酎&泡盛好きだとお聞きしたのですが。
たい平師匠:好きと言うか、それしか飲んでいないですね。昔は色々と飲んではいたのですが、結局「美味しい」、「次の日体に残らない」、「色々な味(原料)が楽しめる」など様々な魅力があって自然に本格焼酎のほうにシフトしていったという感じです。
−初めて本格焼酎に出会った時の状況を教えてください。
たい平師匠:13、4年前かなあ。ロケで鹿児島に行った時、ある山の奥に樹齢何百年という山桜がぽつんと一本だけ咲いている場所があるのですが、その桜を偶然見つけられた猟師さんはいつも桜の時期に芋焼酎を持って行ってその桜とおしゃべりしながら酒を酌み交わします。それに僕もついて行ったのです。山の空気と僕とおじさんと1本の見事な桜の木、神聖な雰囲気の中、その焼酎の香りも神々しいってゆうか、「焼酎ってこんなに美味しかったんだ」と感動したのを覚えています。
−たい平さんはかなりの酒豪だとお聞きしましたが。
たい平師匠:いやあ、どのくらい飲むかなあ。仲間みんなで飲む事が多いから。ほら、本格焼酎ってみんなでワイワイやるのが合う酒ですよね。お酒が飲める飲めないは個人差がある。でも本格焼酎&泡盛だとアルコール度数を変えて飲む事が出来るからみんな同じ雰囲気の中、自分のペースで飲む事が出来る。僕なんかが4合飲んでいる間に1cmくらいの焼酎を割ったお湯割をちびちび飲んでいる方もいる。これはすごくいいことですよね。だからこそ本格焼酎&泡盛はみんなでワイワイ楽しみたいお酒なんだと思います。
−楽しみ過ぎてしまうことは・・?
たい平師匠:あります(笑)。昔住んでいた所に良く行った沖縄料理屋さんがあったのですが、ある日僕を見かけた方が「昨日、畑で裸で歩いていた人はたい平さんかい?」って。覚えていないのですが、気持ちよくなってしまって何回か裸になって近道の畑を通って帰ってしまっていたみたいなんです。楽しいから開放的にしてくれるんですね。開放的、過ぎますかね(笑)
最近、本格焼酎&泡盛を扱うお店はかなり増えたと思います。でも、あまりの量の少なさに頼んでがっかりしてしまうこともあります。やっぱり酒飲みってどこか意地汚い所がありますから、「これだけのお金を払って満足ができた」というだけの量は欲しい。そのためにもお店の皆さんが本格焼酎&泡盛のファンになってもらいたい。「これで儲けよう」ではなくて「本格焼酎&泡盛と長く付き合ってゆこう」という気持ちでいて下さい。長く付き合えば付き合うほど本格焼酎&泡盛の良さはどんどん分かっていきますからね。
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