|
|
|
|
|
|
アルコールはまた
、カロリーを短時間で効果的に補給してくれます。たとえば、すき焼きを食べると、消化吸収されカロリーになるまで4時間もかかりますが、アルコールは飲んだ2〜3分後には、カロリーになっています。
肉体労働に従事する人たちは
、1日約6000キロカロリー以上のエネルギーを消費するので、食事だけではカロリ−の補給が間に合いません。夕方になると、もう全エネルギーを消費してしまっています。それで、仕事の帰りに一杯ひっかけて、補給しているわけです。アルコールは血や肉にはなりませんが、数日間持ちこたえられるだけのエネルギー補給源になっています。
こんなエピソードがあります
、谷川岳で遭難した男性が、4合瓶1本の日本酒で5日間持ちこたえ救助されたという話です。また、アルプスの山々で活躍する救助犬は、首にふたつのものをぶら下げています。ひとつは鈴、もうひとつは遭難者の体を温めるためのアルコールだそうです。
アルコールはまた世界最古のトランキライザー
、つまり精神安定剤でもありま す。「酒は涙かため息か」という歌もあるように、一杯の酒がウサを晴らしてくれることを経験から知っています。だから、こんなに多く飲まれているのです。
現代人は
、毎日さまざまなストレスにさらされています。胃潰瘍、十二指腸潰瘍、ノイローゼ、うつ病などのストレス性の病気が急増しているのはそのためです。気分転換し、ストレスを解消するために、日頃からアルコールという世界最古のトランキライザーに親しむようお勧めしたいです。というのは、酒には精神を安定させる効果があるからです。
人間はふたつの脳を持っています
。古くからある脳と新しくできた脳です。古い脳は性欲、食欲、名誉欲といった本能で、生きるためにはなくてはならない脳。一方、新しい脳は、小学校に入る頃から急速に発達します。倫理、情報、文化、芸術などで、人間らしく生きるためには、この新しい脳の発達が必要です。言い換えれば、古い脳は本音で、新しい脳は立て前ということができます。
適度な本格焼酎と泡盛は心のわだかまりを取り去り
、恥ずかしさや内気な面を取り去り、楽しい気分にさせてくれます。人間関係においては立て前の付き合いがなくなり本音での付き合いが始まります。だから、人間関係がスムーズにいくのです。ただし、これは適量の飲酒をすることが前提であって、飲み過ぎると逆効果になることを忘れてはいけません。
|
|
|
|
|
|