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現代人の健康志向にマッチして人気がうなぎ上り
お酒は、日本酒、ワイン、ビールのような醸造酒と焼酎やウィスキーのような蒸留酒に分かれます。蒸留酒というのは、その名前の通り一度お酒になったものを蒸留して造るお酒で、比較的アルコール分が強く、焼酎で25度前後、ウィスキーでは40度のものが中心になっています。
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一般的に先進国では、アルコール度数の高いお酒の飲まれる量は減少傾向にあるのですが、日本の焼酎人気はうなぎ登り、平成以降着実に増えてきました。
それは、焼酎には他のお酒にない優れた特性があるからです。酔い覚め爽やかで健康的なお酒。飲み方もお湯割、水割、お茶割をはじめ、ストレートやオンザロックなど、自由自在に楽しめるので現代人のニーズにマッチしています。
最近では海外にも輸出されて、日本の焼酎を楽しむ外国の方も少しずつ増えています。ジュードーやカラオケが国際語になったように、将来はショウチュウも海外で通じる日本語になるかもしれません。
そんな人気の高い焼酎には、日本酒と同様に造り方の違いや産地や原料、歴史など様々な情報があるのですが、案外知られていません。このコラムでは、本格焼酎を飲むときにもっと楽しく、もっとおいしく感じられるような情報を提供していきたいと考えています。
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(株)酒文化研究所代表取締役 狩野卓也 (日刊ゲンダイ4/3掲載)
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