日本酒スタイリスト 島田 律子
ご褒美時間　Osake&Food　第3回のご褒美

今回は、2月上旬に行った「日本酒＆bio table 女子会」からご褒美時間をご提案させていただきます。
2月は一年で一番寒い時期。
特にこの冬、「さぶいー！」が口癖だったのは、私だけではないはず（笑）。

そんな日は、身体の芯から温めてくれる根菜料理を頂くのが一番ですね。
よく噛んで食べなければいけない根菜は、ダイエット食でもあり、一石二鳥。
そして、言うまでもありませんが、冬の根菜料理には日本酒が合うのです。

日本酒を飲んで身体ポカポカ、根菜料理を食べて更にポカポカ・・・。
このマリアージュこそ、冬の最高の贅沢だと思いませんか？

まずは「りっちゃんのワンタッチカクテル」
＜Osake Green＞で乾杯！

寒い中、日本酒女子会に足を運んでくれたゲストの皆様へ、まずは緑茶の香りが爽やかな、このホットカクテルでおもてなし。
「温かくて幸せ～」
「ほっこりするわ～」
寒い冬に、身体にも心にも優しいカクテルです。

「Osake Green」レシピはこちら！

今回は、福島県の会津若松で造られる日本酒を頂きました。
一口に日本酒といっても、いろいろなタイプのお酒があるもの。バリエーション豊かに頂きましたよ。
では、順にご紹介いたしましょう。

まずは、アルコール度数3％と7％の、低アルコールの微発泡酒を、冷で。
「ジュース・・・じゃないのよね？」
「こんなにアルコール度数が低い日本酒ってあるんだ！」
「なんて爽やか～」
「お風呂上りによさそう」
皆さん、新鮮な驚きを口にしていました。

次に、喉ごしすっきりな生酒を、冷で。こちらはさっぱりとした前菜によく合いますね。

そして次は、今回の一押し、全国新酒鑑評会で金賞も受賞している究極の大吟醸を、冷で頂きました。
立ち上る上品な吟醸香と味に、皆さんうっとり・・・。さすがの美味しさです。

さて、その後は、昔ながらの造り方、山廃造りの純米吟醸酒を、冷で。
同じく、山廃造りの純米酒は、ぬる燗で堪能。
本醸造の辛口は、熱燗でくいっと。「く～っ」思わず声が出てしまいます。
やっぱり熱燗は、冬の根菜料理によく合います。

そして最後の古酒は、飲むだけでなく、デザートのアイスクリームにも掛けて頂きました。
アイスの甘さと古酒の上品で独特な苦みと甘味は、なんとも絶妙にマッチするのです。
日本酒にはこんな楽しみ方もあるのです。
このように、いろいろな種類のお酒を頂けるのも、大人数の会ならではの日本酒の楽しみ方といえますね。

今回の一押しレシピは、「揚げ出し大根」をご紹介！
冬の大根は、最高に美味しいもの。このヘルシーな大根料理、是非マスターしたいものですね。

【4～5人分】

大根	1/2本
鶏ひき肉	150g
おろししょうが	小さじ1
だし	300cc
醤油	大さじ2
塩	小さじ1/2
日本酒	大さじ2
水溶き葛粉又は片栗粉	適量
揚げ油	適量

1. 

   大根は洗って厚さ1センチに切り低めの温度で(160度位)素揚げする。

2. 

   鶏ひき肉に日本酒とおろししょうがを加えてよくまぜておく。

3. 

   鍋にだしと2を入れて火にかける。沸騰したらお箸でよくかき混ぜてひき肉をそぼろ状にし、調味料を加える。

4. 

   あくを軽く取り最後に水ときの葛粉でとろみをつける。

5. 

   大根を器に盛って4をたっぷりとかける。

鶏ひき肉の代わりに、ムキ海老を包丁で叩いてミンチ状にしたものや
ホタテ缶、カニ缶などを使っても美味しいです。

大根はカロリーも低く、冬の最高のダイエットフード。
冬はどうしても脂肪を蓄えがちなので・・・（汗）私も、この揚げ出し大根を、レシピ通りに、よく作らせていただきました。
ポイントにもある通り、鶏ひき肉以外のものも使えば、味のバリエーションも増えて、いいですね。
特にムキ海老を包丁で叩いてミンチ状にしたものは、色みも華やかで、食卓を彩ってくれますよ。
もちろんパーティーメニューとしても、お洒落～！
皆さんも、日本酒と、そしてこのメニューで、美味しく楽しくダイエットしちゃいましょう！

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  人間国宝、三代目
  徳田八十吉さまの作品。九谷焼です。さすがに素晴らしいですね。

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  ゲストのお父様のお猪口。小ぶりで可愛らしいですね。

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  ゲストのお知り合いの、デザイナーさんの作品。蟻のポイントに、センスを感じますね。

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  シンプルなお猪口たち。写真手前のお猪口は、色を見るのにも最適。奥のお猪口は、木のぬくもりが素敵です。