2002/5/23 発行　no.17　 ホットなお酒でクールダウン 緑がまぶしい季節ですが、なかには新しい生活にストレスを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。いわゆる五月病というやつですね。 新社会人の方々は4月から緊張の連続で、知らず知らずのうちにたまった疲れがどっと出る時期です。学生時代とは厳しさが違います。学生の時には遅刻を厳しく責められることはあまりなかったと思いますが、仕事では遅刻は厳禁です。あなただけでなく会社やチームの信用問題になりかねません。遅刻防止には、生活にメリハリをつけて、仕事は丁寧かつ迅速に、休む時はしっかり休む習慣をつけましょう。 新たに部下をもつようになった方は、気苦労で心身ともにバテ気味なのではないでしょうか。自分が直接手を下せば間違いなく進められるのですが、それを同じレベルで部下に気持ちよくやらせるには、自分でやる時の数倍のエネルギーが要ります。往々にして気の利く部下ばかりではありませんから、イライラ、キリキリの連続でしょう。 いづれにしてもクールダウンが必要です。おいしい日本酒を気持ちよく話せる人だけで、じっくり、ゆっくり、たっぷり楽しんでください。日本酒のやわらかな口当たりとふくよかな味わいは、ほかのお酒にはない固有のものです。これがリラックスにはもってこい。さらに丁寧につけた燗酒は、カチカチになった神経を優しく包んでくれます。これは体験に基づく本当の話。ぜひ、お試しください。 Illustration／福田トシオ ｜