日本の誇り伝統的酒造り

日本の誇り 伝統的酒造り

伝統的酒造りとは

こうじ菌の働きを利用する、
日本独特の酒造りの文化です。
500年以上前に原型が確立し、
杜⽒や蔵⼈たちの手によって
⽇本酒、本格焼酎、泡盛などの製造に
受け継がれてきました。

こうじの働きを生かした
「伝統的酒造り」の製法

こうじの働きを生かした「伝統的酒造り」の製法イメージ こうじの働きを生かした「伝統的酒造り」の製法イメージ

ユネスコ無形文化遺産に登録

日本の伝統的酒造りは、
単なる製造技術にとどまらず、
地域文化の一部として
継承されてきた点が評価され、
2024年12月5日に
「ユネスコ無形文化遺産」に
登録されました。

ユネスコ無形文化遺産に登録イメージ

この国の誇りが、造る酒に満ちている。

~造り手たちが語る伝統的酒造り~

渡部七海

新澤醸造店
杜氏

渡部七海

大学卒業後、宮城の老舗酒蔵「新澤醸造店」に入社。入社3年目の2018年、22歳で杜氏に抜擢される。それ以来、国内外の品評会で高く評価され、次世代を担う存在として注目されている。

インタビュー近日公開予定
ステュアート・モリス

新藤酒造店 /
Hachidori Sake 杜氏

ステュアート・モリス

山形県米沢市の新藤酒造店で11年間蔵人として修行し、伝統的酒造りの技術を体得。現在はHachidori Sakeという独自プレミアム日本酒ブランドを手掛け、米国市場での発信・販売を進めている。

インタビュー近日公開予定
黒木信作

黒木本店 / 尾鈴山蒸留所
代表

黒木信作

宮崎の風土に根ざした焼酎造りを続ける黒木本店の五代目代表。自社での大麦・甘藷栽培や里山保全に取り組み、土地の味を蒸留するという思想を体現してきた。「焼酎造りは農業」と語る。

インタビュー近日公開予定
BS特別番組 受け継がれる技と誇り BS特別番組 受け継がれる技と誇り
BS日テレ 3月15日(日)24時放送

3人の造り手の酒蔵を訪ねて酒造りへの思いや夢を聞きました。
お酒と料理の意外なマリアージュもご紹介。ぜひご覧ください。

番組紹介はこちら 番組サムネイル

知ればもっと旨くなる
伝統的酒造り

1.日本文化との関わり

日本文化との関わりイメージ

今も暮らしの中にある、
お酒と日本文化のつながり

伝統的酒造りは、日本の文化や暮らしと深く結びつきながら受け継がれてきました。お正月のお屠蘇や結婚式の三々九度、神に捧げる御神酒や酒を贈る習慣など、祝いや祈り、感謝といった日本の心の傍らには、いつもお酒がありました。

人と人を結び、喜びを分かち合うその営みを支えてきたのが伝統的酒造りの文化です。伝統的酒造りは、今も各地で、人々の暮らしとともに息づいています。

日本文化との関わりイメージ

その地でなければ造れない。
地域ごとの個性と多様性

北海道から沖縄まで、今も約1,500の蔵元と蒸留所がそれぞれの土地の風土と向き合い酒造りを行っています。日本酒は米どころを中心に発展し、本格焼酎や泡盛は主に九州・沖縄など南の地域で、芋・麦・米・黒糖といった土地の作物を生かし育まれてきました。

原料づくりから関わり、その土地にしかできない酒を造る。その味わいはひとつとして同じものはなく、その多様性が日本の酒文化の豊かさを物語っています。

飲み方

四季折々の
楽しみ方

日本酒、本格焼酎、泡盛は、日本の四季や行事とともに楽しまれてきました。春は花見や節句に合わせて日本酒を冷酒や燗酒で味わい、旬の山菜や魚と合わせます。夏は冷酒や炭酸割り、秋は新米や収穫を祝う席で旨味のある酒が選ばれ、冬は燗酒で体を温めながら鍋料理とともに楽しみます。本格焼酎や泡盛も、収穫後の祝い、祭り、親しい人との集いで分かち合われ、ロックや水割り、炭酸割りなど飲み方は多彩です。四季折々の食や行事に寄り添う楽しみ方こそ、國酒の魅力なのです。

四季で楽しむ日本酒

日本酒は、春は花見に冷酒、夏は生酒、秋はひやおろし、冬は燗酒など、季節の旬の料理とともに。

四季で楽しむ日本酒
本格焼酎・泡盛を知る

本格焼酎や泡盛は、春夏はロックや炭酸割り、秋は新酒、冬はお湯割りや古酒など、割り方や飲み方を変えて。

本格焼酎・泡盛を知る

2.世界の中の國酒

世界の中の國酒イメージ

日本の國酒は世界酒へ

日本酒、本格焼酎、泡盛といった國酒は、いまや日本の枠を超え、世界の食卓に並ぶ存在となりました。和食店にとどまらず、伝統的なフランス料理やフュージョン料理でも、食中酒として日本の酒が選ばれています。國酒の輸出額はこの10年で倍以上に拡大、こうじ菌を使うことも知られてきました。

日本食文化の広がりやインバウンドを通じ、國酒を実体験する機会も増え、日本の酒は「特殊な異文化」から「共有される世界酒」へと位置づけを変えていったのです。

世界の中の國酒イメージ 世界の中の國酒イメージ

認められたのは日本の文化

世界で評価されたのは、酒そのものの味だけではありません。その背景にある文化や物語が、深い共感を呼んだと言えます。土地ごとの水や原料、気候に根ざしたテロワール、技を支える共同体の営み、自然と向き合う謙虚な精神性。こうした価値観は、効率や大量生産とは異なるものとして、世界の人々の心に響いています。

國酒は、日本の発酵文化の代表であると同時に、日本の美意識・価値観を静かに語る存在として、世界に受け入れられています。

飲み方

世界が注目する國酒カクテル

國酒は、冷酒や燗で味わうだけでなく、果実や炭酸と合わせたカクテルとしても親しまれています。日本酒ベースのスプリッツァーや柑橘を使った一杯は、香りの幅を広げ、新しい楽しみ方を生み出しています。本格焼酎・泡盛も同様に、炭酸割りやハーブ、フルーツを用いたカクテルとして進化を続けています。伝統的な飲み方に加え、自由な発想でアレンジすることで、日常の食卓から特別な場面まで、幅広く楽しめる存在になります。

日本酒のおいしい飲み方

日本酒ベースのスプリッツァーや柑橘を使った一杯は、香りの広がりと軽やかな飲み口が魅力です。

日本酒のおいしい飲み方
本格焼酎・泡盛を楽しむ

炭酸や果実、ハーブと合わせた本格焼酎・泡盛のカクテルは、素材の個性を生かした味が楽しめます。

本格焼酎・泡盛を楽しむ

3.新しい酒文化へ

新しい酒文化へイメージ 新しい酒文化へイメージ

そして次の時代へ

伝統的酒造りは今、飲み方や味わいの枠を広げながら、新しい酒文化を生み出しています。盃や徳利といった従来の酒器に加え、香りや余韻を引き出すグラスや現代的な酒器が用いられ、和食に限らず多様な料理とのマリアージュも定着しつつあります。

さらに近年は、酒蔵併設の飲食店や酒蔵体験など、新しい愉しみ方も生まれています。伝統的酒造りは、その時代の価値観や人々の感性に合わせながら、絶えず進化し続けています。

新しい酒文化へイメージ

若手杜氏たちの挑戦

こうした新しい酒文化の広がりを支えているのが、若手杜氏たちの存在です。彼らは、先人の技と思想を土台としながら、原料の選定や発酵管理、温度設計に科学的な視点を取り入れ、酒質の可能性を広げています。

伝統を「受け継ぐ」とは、造り方や味わいを固定するのではなく、時代の知見を重ねて絶えずアップデートすること。伝統的酒造りは人と時代とともに磨かれ、「受け継がれていく」生きた文化であることを、次世代の造り手たちが示しています。

飲み方

國酒と料理の新しいペアリング

國酒は食文化との相性を新たに広げています。日本酒は香りや味わいの幅が大きく、吟醸のフルーティさを生かした前菜や魚介料理とのペアリング、旨味豊かな純米酒を肉料理や発酵食品と合わせるなど多様な組み合わせが可能です。一方、本格焼酎・泡盛はストレートやロックに加え、素材の香りと融合する割り方で軽やかな洋食、エスニック、グリル料理にも調和します。香味や温度、割り方の工夫次第で、伝統的飲酒文化が現代の多様な料理と結びつき、國酒の新しい楽しみ方を生んでいます。

日本酒の味と香り

柑橘やハーブの香りと、吟醸の果実香が重なり合う「白身魚のカルパッチョ×吟醸酒」

日本酒の味と香り
本格焼酎・泡盛とつながる

香ばしさと芋のコクが調和する「ラムチョップのグリル香草風味×焼酎ハイボール」

本格焼酎・泡盛とつながる

2024年12月5日、日本の「伝統的酒造り」が
ユネスコ無形文化遺産に登録されました。
各サイトでも紹介されていますので、ご覧ください。

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