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日本酒スタイリスト 島田 律子
りっちゃんの日本酒ひとりごと 2003/09/12号

今回は原点に戻って、私が日本酒好きになったきっかけについて書きますね。

まあ、私と日本酒の最初の出会いは、二十歳になって父の晩酌に付き合わされた時だけど・・・。その時はお父さんと一緒に飲む酒なわけだし、また家で飲む酒なんて安物だから、特別美味しいとも思わなかった。でも、正直言って「日本酒って、オヤジの酒だなー」と思ったわね。

それから時代はワインブーム。私もグラスをクルクル回しながら飲んだものだわ。だけど、お寿司屋さんに行った時、無理してお洒落を気取ってお寿司と白ワインのシャブリを合わせて飲んでいて思ったのよ。
「オヤジ臭くたってなんだっていい。やっぱり寿司には日本酒でしょう!」
って。

でも、日本酒のメニューを見ても、「吟醸」とか、「純米大吟醸」とか、意味の分からない難しい漢字が並んでいて、何がなんだかさっぱり理解できない。そこで大将にオススメの日本酒を聞いたの。で、勧めてもらって飲んだ日本酒が、何の酒だったか忘れてしまったけど、香りが華やかでコクがあって、キレがよくてなんとも美味しいわけですよ。
「ひえー、こんなに日本酒って美味しいものだったのねー、恐れ入りましたー」
と、衝撃を受けたのです。それからは、寿司も日本酒も進む進む!いやー、美味かったねー、幸せだったねー。
これが、私が日本酒にハマッてしまった瞬間です。

それから、美味い酒を飲むためだったら労を惜しまない私は、知識があった方が日本酒を選ぶことができるし、またもっと美味しく味わえるだろうと、日本酒の本を買って読んでみたり、お教室に通ってみたり。
そして、今に至るというわけ。

今では、日本酒がなければ人生つまらないっていう位に日本酒大好きです。いやー、私の人生日本酒に出会えて良かった、良かった。

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