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日本酒スタイリスト 島田 律子
りっちゃんの日本酒ひとりごと 2003/04/11号

先日、音楽をやっている友人のライブを見に行った帰りに、一緒に見に行った仲間の一人の男の子が「お腹が空いた」と言い出した。私も小腹が空いていたから「私ご飯付き合うよ」と、たまたま10歳年下の男の子とツーショットでご飯を食べることになったのよ。

行った先は、近所の安いんだけど美味しい焼き鳥屋さん。店に入ると、にぎわう店内に一際盛り上がっていて目立つ団体が。
見るとそこにはなんと歌手の嘉門達夫さんがいるではないですか!私は顔見知りなので「嘉門さん、お久しぶりです!」と声を掛けたら、嘉門さんったらすかさず「何々!?彼氏と一緒?」と聞いてきたわけですよ。

そこで私は「そうなんです。彼氏なんですぅー!」と冗談で答えたら、なんか本気にしちゃったみたい。面倒だから否定もせずそのままにしちゃったけど・・・。嘉門さんが帰られる時も、いかにも意味ありげな表情を私に向けて「じゃあね、またね」だって。

でもなー、私と彼はもちろんただの友達なんだけど、焼き鳥屋さんで私のような三十路過ぎの女が若い男の子連れてお酒を飲んでいたら、誰だって私が若いつばめをかこっているように見えるんだろうなー、と思ったわ。まあ、どう思われたって別にいいんだけどね。

しかし、その時に飲んだ冷酒が、1合260円と安かったのに美味かったねー。甘味があって、濃があって。何処のお酒だったんだろう?今度またその店に行ったら聞いてみようっと。
それと、今度嘉門さんに会ったら
「彼氏じゃないですよ、ただの友達ですよ」と否定しておこう。彼の名誉のためにもね。

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