日に日に寒さが身に染みるこの時期。日本酒が一番美味しい季節を迎えているといっていいでしょう。
この時期に美味しい日本酒といえば、なんといっても「ひやおろし」ですよね。冬に仕込んだ新酒を一度火入れし、夏の間蔵内で貯蔵させ、秋になりほどよく熟成したころ、二度目の火入れをせずに瓶詰めする「ひやおろし」の旨みとコクは、得も言われぬ美味しさ。
特に晩秋に飲み頃を迎える「ひやおろし」は、まろやかさと旨みが更に増し、お燗にしていただいても美味しいお酒です。
「ひやおろし」を気の置けない仲間と共に、くつくつ煮え返るお鍋を囲みながら、ほどよいぬる燗で頂きたいものですね。
「ひっかけ包み」は、大きくて重いものを運ぶ時や、平らで細長いものを包むときに役立ちます。お鍋パーティーにお呼ばれした時には、お気に入りの日本酒を「ひっかけ包み」にしてみてはいかがですか?
広げた風呂敷の中央に箱入りの日本酒を置き、隣り合う隅を真結びにする。
手前の隅を、1の結び目の下から通す。
2で通した隅を、残った端と真結びにする。
二つの結び目をととのえて出来上がり。