毎年この時期になると、長かった冬が終わりを告げるとともに暖かくなり、テレビでは桜前線の北上情報が流れ、お花見の風景が多々見られて春到来!気分も華やぎますね。満開の桜の木の下で、日本酒が飲める喜び。日本人でよかった~♪と思える瞬間でもありますよ。
ところで、今ではすっかりアウトドアパーティーとして恒例のお花見ですが、平安時代にはすでに行われていた行事で、本来の花見には、桜の木は田んぼの神の依り代(神が宿る木)と考えられていたことから、豊作を祈願する意味が込められていることをご存じですか?
折角のお花見で、日本酒を紙コップでいただくのは、ちょっともったいないというもの。エコの面からも、みんなで自分のお気に入りの酒器を「マイ猪口(ちょこ)」として持ち寄って、今年も美味しいごはんが食べられますように、と祈願しながら粋に日本酒を楽しみたいものですね。
そんなアウトドアイベントに、ちょっとおしゃれに日本酒を持っていくための今月の包み方「前結び」は、ペットボトルから一升瓶まで包める、もっとも基本の瓶の包み方です。瓶が動かなくなるので、重いものでも安心して運べますよ。
風呂敷の中央に瓶を立てて置き、左右の隅を持ち上げ、瓶の上で結ぶ。
残った両隅を持ち上げる。
後ろで交差させる。