さんまは栄養価が高く、良質なたんぱく質の他に、ビタミンB12や鉄も多く含まれています。また脂質も多く、EPAやDHAなどの不飽和脂肪酸が豊富です。EPAやDHAは悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やして動脈硬化や脳梗塞、高血圧などの生活習慣病の予防が期待できます。
さんまの旬は秋で、漁獲時期は8~12月です。しかし近頃は冷凍技術の発達から、その時期に大量にとって新鮮なうちに冷凍保存し、解凍して販売することが多くなり、1年中手に入るようになりました。パッケージに「解凍」と表示してあるものが冷凍さんまを解凍したものです。冷凍ものかどうかが不明な場合はお店で確認してください。鮮度を保ったまま冷凍し、保存状態が良いものであれば問題はありませんが、表示がなく、あいまいなものは避けた方が良いでしょう。
さんまを選ぶポイントは、口先が黄色く、黒目の周りが澄んでいるもの。身に厚みがあって光沢があり、お腹が固いもの。全体的にずんぐりしているものは新鮮です。さんまの梅煮は殺菌効果の高い梅干しと煮るので、生臭さも消えて美味しくいただけます。また梅干しの酸味と塩分によって、調味料を控えることもできます。冷めても美味しいので、多めに作っておくと便利ですね。
特徴的な栄養素
たんぱく質、不飽和脂肪酸、
ビタミンB群
(調理時間:20分)
管理栄養士・金子ひろみ
ご家庭で簡単に作れる日本酒に合うおつまみをご紹介いたします。
お仕事が終わった後に、友人を招いて簡単なホームパーティーを開くときに、手軽に作れることがポイント。また、美容と健康のためにも、おつまみにも気を配って、必要な栄養素も補給してしまいましょう。