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日本酒スタイリスト 金子 ひろみ
Osakeにあう簡単・ヘルシー・美味しいおつまみ VOL.45

材料(20個分)

ぎょうざの皮
20枚
えび
100g(8尾)
豚ひき肉
50g
しいたけ
1個
たけのこ
50g
あさつき
4本
卵白
1/2個
―A―
しょうゆ
少々
大さじ1
片栗粉
大さじ1
ごま油
小さじ2
しょうがしぼり汁
小さじ1/2
塩・こしょう
少々
2カップ
中華スープの素
小さじ2
塩・こしょう
少々

作り方

  1. えびは頭、殻、背ワタを取り、塩少々(分量外)をふって水洗いをしてぶつ切りにする。たけのことしいたけは粗みじんに、あさつきは小口切りにする。
  2. ボウルにと豚ひき肉、卵白、を入れてよく混ぜ合わせ、ぎょうざの皮に包んで水溶き小麦粉で端をとめながら形作る。
  3. 鍋にお湯を沸騰させ、中華スープの素、塩・こしょうで味を調え、のぎょうざを入れて煮る。浮き上がってきたらスープとともに器に盛る。
  4. スープだけでもおいしいが、好みでしょうゆ、しょうが、香菜を混ぜ合わせたタレにつけていただいても良い。

料理のポイント

  • えびは下処理をしっかり行って臭みを取る。
  • えびは歯ごたえを楽しみためにペーストにはしない。具の軟らかさは片栗粉で調節する。

美容・栄養・日本酒

日本人にとってポピュラーなぎょうざは豚ひき肉を使った焼きぎょうざですが、今回はえびをたっぷり使った水ぎょうざを作ります。えびにはタウリンが多く含まれているので、肝機能を向上させてアルコール分解を助けたり、血中コレステロールを正常にしてくれます。また、えび100gは約90kcalなので、同量の豚ひき肉のカロリーと比較すると、約半分になります。豚のひき肉はコクをプラスするために少し加えますが、カロリーが気になる場合はえびだけを使用すると良いでしょう。

さて、ぎょうざはもともと中国の華北で主食を兼ねて食べられていました。そのため、皮の厚い水ぎょうざが主流で、にんにくは加えません。しかし華南で点心が広まり、食間のお茶うけや軽食として出されることが多くなってさまざまなぎょうざが作られるようになりました。点心には小麦粉を使う料理が多く、甘味の点心の甜点心(ティエンディエンシン)と塩味の点心の鹹点心(シェンデェンシン)に分類されます。さしずめ、えびぎょうざは甘くない鹹点心で、ぎょうざの他にしゅうまいや春巻き、饅頭なども含まれます。

えびの水ぎょうざは、色、香り、味が淡白なので、軽快でなめらかなタイプの生酒や本醸造酒がよく合います。これらは、りんご酸などの有機酸が多くてアミノ酸が少ないので、軽快な香りとみずみずしい味が特徴です。えびの水ぎょうざの他にカニしゅうまいやえびしゅうまい、湯豆腐や出し巻き卵などもこれらのお酒によく合います。

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