日本酒をいただく時、おにぎりやお茶づけ、うどんなどの炭水化物食品は「しめ」で最後に注文するのがお決まりです。だから、お酒の宴が空き腹でスタートした時は、突き出しや前菜程度のおつまみではまだまだお腹は満たされず、「しめ」まで炭水化物がお預け状態になるのは酷な話になるわけです。
確かにアルコールはアルコール度数に比例して、カロリーは高くなります。アルコールを飲むだけで「太る」とイメージをもち、炭水化物を完全に抜いたり、おつまみも控えたりする人もいます。しかし、アルコールを代謝するときにはエネルギーを使うので、小腹が空いているような時は、ほんの少々の炭水化物を途中で摂る方が、体への負担が軽くなります。こうゆう場合は一口二口程度の小さな主食が実にありがたいものです。寿司、カナッペ、そば寿司、一口おにぎりなど、よく考えてみると一口炭水化物メニューはいろいろあるものです。
今回は3種類の野菜を使った一口パスタをご紹介いたします。味付けは塩、こしょう、酢のさっぱり味。トマトを増量すれば冷製パスタにもなります。お酢は糖質(炭水化物)をエネルギーとして体内に温存するので、少量の炭水化物でも有効に使うことができます。「一口だけ」というのが、またおいしく感じます。
特徴的な栄養素
糖質、β–カロテン、
アリシン
(調理時間:20分)
管理栄養士・金子ひろみ
ご家庭で簡単に作れる日本酒に合うおつまみをご紹介いたします。
お仕事が終わった後に、友人を招いて簡単なホームパーティーを開くときに、手軽に作れることがポイント。また、美容と健康のためにも、おつまみにも気を配って、必要な栄養素も補給してしまいましょう。