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日本酒スタイリスト 金子 ひろみ
Osakeにあう簡単・ヘルシー・美味しいおつまみ VOL.16

材料(2人分)

ズッキーニ(緑)
1/3本
なす
1本
ピーマン
1個
パプリカ(黄)
1/2個
パプリカ(橙)
1/2個
タイム
適宜
岩塩
少々
オリーブ油
大さじ3

作り方

  1. ズッキーニを1cm幅の輪切りにする。なすは縦に1cm幅に切る。ピーマンとパプリカはヘタと種を取って縦に4等分する。
  2. フライパンにオリーブ油を熱しての野菜をそれぞれ焼く。
  3. 器に盛ってタイムを散して、岩塩を好みでふる。

料理のポイント

  • 火が強すぎると野菜のフチだけが焦げるので、火加減に注意。
  • オリーブ油の量を控えたい場合は、野菜にはけで少量をぬって焼くと良い。

美容・栄養・日本酒

ピーマン、パプリカ、ズッキーニ、なすの旬は実は夏。通常、旬の食材は味が濃く栄養価も高いので、シンプル料理のソテーが合います。そして酸味の少ない日本酒は、素材の味を引き出し、生かし、調和するので、この料理に最適な飲み物です。

今回登場する野菜の栄養価について。
ピーマンには多くのビタミンCが含まれていて、しかも加熱してもあまり損失しません。未熟果の緑色のピーマンは完熟すると着色します。黄色、橙色、赤色と着色するに従い、カロテンやビタミンCが増大します。そして黄色や橙色のピーマン(パプリカ)では緑色のピーマンよりも約2倍以上のビタミンCを含んでいます。ビタミンCはβ–カロテンやビタミンEとともに、抗酸化作用の高いビタミンとして知られています。お酒を飲む方には日ごろから多めに摂取していただきたい栄養素。そして紫外線の強い夏は美肌効果のためにもたくさん補給したいですね。黄色や橙色のピーマン(パプリカ)は甘味が格段と強いので、ソテーではその甘味を十分に楽しめます。

夏野菜の代表格のなすには、皮にアントシアニン系のナスニンが含まれています。油を使うと色の流出や破壊を防げるので、皮にハケで油を塗ってソテーをすると良いでしょう。ズッキーニはくせがなく淡白な味わいなので、どんな料理でも合います。皮の部分はカロテンが、果肉にはビタミンCが含まれています。日本酒はキーンと冷やします。ガラスのカラフェとお猪口で涼しさを演出してください。

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